脊柱管狭窄症になってしまうと長く歩けなくなってしまったり、腰の痛みに悩まされるようになってしまいます。
しかし、症状がつらいからといって安静にばかりしていると反対に悪化してしまいこともあるんです。
本記事ではせ脊柱管狭窄症と運動の関係をテーマに解説していきます。ぜひ、ご覧ください。
脊柱管狭窄症と運動の関係
近年、腰痛に対する対策の考え方が変わってきました。
以前は「腰に痛みがある場合、安静にした方が痛みが早く改善する」と考えられていました。しかし、最近の研究では「ある程度の運動量があったほうが腰の痛みは改善しやすい」ことがわかっています。
脊柱管狭窄症に関してもこれと同じ考え方も採用することが多いです。
20歳を過ぎたころから人は年間1%程度の筋力が落ちているといわれています。そして、ベッド上でなにもしないで安瀬にしているとさらに1日で0.5%の筋力が低下します。
脊柱管狭窄症を患っている方はベッド上で安静にしているわけではありませんが、歩くと痛みやしびれが出てしまうため下半身の筋力がどんどんと低下していくと考えてもよさそうです。
脊柱管狭窄症の方が筋力が低下してしまうことによって姿勢をうまく保てなくなったり、血流が悪くなり余計に痛みを感じやすくなったりしてしまいます。
そのため、脊柱管狭窄症の方でも定期的な運動不可欠なのです。
では、どのような運動ならやっても良いのでしょうか?詳しく解説していきましょう。
やっても良い運動
脊柱管狭窄症におすすめの運動は以下の3つです。
- スクワット
- 水泳
- 自転車
ひとつずつ解説していきます。
スクワット
スクワットは自宅でもできる筋トレであり、下半身を効率的に鍛えることができるので非常におすすめです。
自分で負担もコントロールできるため、なにから始めたら良いか迷っている場合、まずはスクワットをやってみることをおすすめします。
やり方は簡単です。
- 机や椅子につかまってバランスが安定する環境を作る
- 自分が無理なくできる範囲まで腰を落とす
- 10回3セットを毎日継続してみる
コツは急いでやらないでゆっくる行うことです。
ゆっくりやることで筋肉のケガを防ぎ、しっかりと刺激を与えることができますよ。
水泳
水泳もおすすめです。脊柱管狭窄症になってしまうとウォーキングを積極的に行えなくなってしまうため、他の運動を模索しなくてはいけません。
水泳は下半身や腰への負担が少ないため、脊柱管狭窄症の予防や対策に向いていると言えるでしょう。
ビート板を使ったバタ足や水中歩行がおすすめです。
注意点を挙げるとしたらプールから上がった後に体が冷えないようにすることです。体が冷えてしまうと、痛みを感じやすくなってしまうため気を付けましょう。
自転車
自転車も腰や下半身に負担がかからない運動であり、効率的に筋肉へ刺激を与えることができるためおすすめです。
時間や目的地を決めて行うのも良いですし、ジムへ行き自転車の機械を使用して実施するのも良いですね。
ここまで3つの運動を解説してきました。自分のやりやすそうな運動を1つ継続するのも良いですし、全ての運動を気分によって使い分けるのもおすすめです。
それぞれの運動において鍛えられる箇所が微妙に異なるため、違う運動を組み合わせるのもメリットがありますよ。
やってはいけない運動
では、反対にやってはいけない運動にはどのようなものがあるのでしょうか?
脊柱管狭窄症を患っている方が避けた方がよい運動はこちらです。
- ひねりのある運動(ゴルフなど)
- 重たいものをもつ運動(ダンベルをもったスクワットなど)
このような運動は腰に対し過度な負荷をかけてしまいうため、自分で行う際には避けた方が無難です。
もしも、行う際には専門家に指示を仰いでから実施するようにしましょう。
まとめ
脊柱管狭窄症になったからといって運動を全くしないのはおすすめできません。
安静にすることで筋力が低下してしまい、余計に症状が悪化してしまう恐れがあるからです。
そのため自分のできる範囲から運動を取り入れることがおすすめです。
1日運動を取り入れたからといって症状改善にはつながりませんが、継続することによって元の快適な生活につながるきっかけを与えてくれますよ。
また、当院では脊柱管狭窄症に特化した施術も行っております。ぜひ、ご相談ください。