頭痛で病院に行きたいとき「何科を受診すればいいのかな?」と悩む人は多いのではないでしょうか。
「頭痛専門の外来」「頭痛に詳しい病院」が通える範囲にあればいいですが、ない場合もありますよね。
この記事では「頭痛で病院にかかりたいときには、どの診療科を受診すればいいか」を解説します。
一方で「頭痛くらいで病院にいくなんて」「まずは市販薬で対処」という人もいるかもしれません。
ただ頭痛を放置していると「痛みがひどくなる」「頭痛の原因になっている病気を見逃す」ということも。
頭痛で病院を受診する目安についても紹介します。
頭痛で病院にかかる目安は?
以下のような頭痛の場合には、自己流の対処法で我慢せずに病院を受診しましょう。
- 頭痛が繰り返し起こる
- 慢性的に頭痛に悩んでいる(月10日以上)
- 激痛である
受診すれば頭痛の種類や原因がわかり、正しい対処法が見つかるかもしれません。
「頭痛くらいで病院に行くなんて大げさ」と放置したり、自己流の対処法・市販薬での対応を続けていると、以下のようなリスクがあります。
- 頭痛がひどくなる
- 頭痛の原因になっている深刻な病気を見逃す
- 薬物乱用頭痛が起こる
薬物乱用頭痛とは、頭痛薬を飲む回数が増え、薬を飲みすぎることで起こる頭痛です。
日常生活に支障が出ている場合には、ためらわずに病院を受診してください。
頭痛の種類別のオススメ診療科
頭痛ではまず頭痛専門外来を受診することをオススメします。ただ近くに頭痛外来がないという方も多いでしょう。
そこでここでは、頭痛別のオススメ診療科を紹介します。
- 緊張型頭痛:脳神経内科、脳神経外科、内科、ペインクリニック内科
- 片頭痛:脳神経内科、脳神経外科、内科、ペインクリニック内科
- 群発頭痛:脳神経内科、脳神経外科、内科、ペインクリニック内科
- 自律神経失調症による頭痛:内科、心療内科、ペインクリニック内科
- 事故・転倒したあとの頭痛:整形外科、脳神経外科、ペインクリニック内科
緊張型頭痛は締め付けられるような痛み、片頭痛はズキンズキンとした痛み、群発頭痛は目の奥がえぐられるような痛みが特徴です。
なお激しい頭痛が続いたり、言語障害・片目が真っ暗になる・左右どちらかの手足が動かしにくいなどの症状がある場合には脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)の可能性があります。速やかに救急車を呼んで救急外来を受診するか、脳神経外科を受診しましょう。
頭痛専門の「頭痛外来」も
頭痛の種類別の診療科を紹介しましたが、自己判断は危険も伴うため、最も良いのはやはり頭痛専門外来を受診することです。
頭痛外来について紹介します。
頭痛外来で診療を担当する医師の専門分野はさまざま。具体的には脳神経内科、脳神経外科、内科、精神科、ペインクリニックなどです。
頭痛外来では問診をするほか、必要があれば検査も行います。CT・MRIなどの医療機器を備えている病院・クリニックもあり、精密な検査を受けられます。
頭痛の原因がわかれば、正しい対処法・治療法をとることができるはず。
「いつから」「どこが」「どのように」痛いのかを整理して受診するとスムーズです。
まとめ
「日常生活に支障が出るほどの痛み」「慢性的な痛み」など、頭痛に悩まされている方は、ためらわずに病院を受診しましょう。
「頭痛くらいで病院にいくなんて」と放置したり自己流の対応を続けたりしていると、深刻な病気を見逃してしまうかもしれません。
頭痛で受診するなら「頭痛外来」がオススメ。
頭痛外来が近くにないなら「脳神経内科」「脳神経外科」「内科」「ペインクリニック内科」などを受診できます。