「ぎっくり腰になったら安静にするのが良いのかな?」
「でも、どのぐらい安静にすればいいの?」
ぎっくり腰になったらこんな疑問がうかんできますよね。結論から言ってしまえば、安静期間は長すぎてはいけません。
安静期間が長すぎると逆に回復が遅くなりますよ。
この記事ではぎっくり腰の安静期間、さらにはおすすめの安静の姿勢を紹介します。
ぎっくり腰の安静期間は2〜3日!長期間の安静は逆効果
ぎっくり腰で安静にするのは2〜3日以内にしておかないと、回復が遅くなってしまう可能性があります。
なぜなら、2〜3日以上安静すると体が動かされないことによって血液の循環が悪くなったり、筋肉が硬い状態が続いてしまう恐れがあるからです。
ぎっくり腰になるとあまりの痛みから動くのが怖くなってしまいますよね。しかし、動かないと上記のようなデメリットがあるためできるだけ安静にし過ぎるのは良くないのです。
かといって、無理して動けば良いということではありません。我慢できる程度に通常の日常生活の動きをするのが早くぎっくり腰を治すコツです。
ぎっくり腰になったとしても安静にする期間は2〜3日にしておきましょう。
どのような姿勢で安静にするのが良いの?おすすめの安静姿勢3選
ぎっくり腰になった場合、腰にとって負担が少ない姿勢をとることをおすすめします。
おすすめの姿勢は以下の3つです。
- 横向き
- 膝の下に枕をいれて仰向け
- 症状が軽くなれば普通の仰向けでも大丈夫
ひとつずつ解説していきます。
横向き
横向きで寝ると腰への負担が少なく、また痛みが起こりづらいため眠りやすくなります。
また、起き上がる際も腰をあまり捻らないためぎっくり腰の時はおすすめです。
さらに抱き枕を利用することで、腕や足の重さも軽減できるため腰がもっと楽になりますよ。
抱き枕がない場合は座布団を重ねて丸めたり、布団などを丸めたり、長さや幅のあるぬいぐるみで代用してみましょう。
膝の下に枕をいれて仰向け
仰向けの状態で膝の下に枕を入れてることによって腰の痛みが緩和するかもしれません。
実はぎっくり腰になった際に「仰向けが辛い…」という方も若干名いらっしゃいます。なぜなら、腰の深いところにある筋肉が極度の緊張状態になってしまうことがあるからです。
その筋肉は歩くときなどに前方に足を持ち上げる時に使われている筋肉。つまり股関節を曲げ伸ばしする動作で使われます。
そのため、仰向けになることによってギューッと金に気が引き伸ばされてしまうのです。
膝の下に枕を入れることによって股関節が曲がり、筋肉が引き伸ばされるのを予防することで痛みを緩和できるかもしれませんよ。
症状が軽くなれば普通の仰向けも大丈夫
発症から時間が経過し、ある程度回復したら通常の仰向けで就寝しても問題ないでしょう。
しかし、寝起きの状態で急に体を起こすのは注意が必要です。
起きる時は一度横を向き、腕の力で体を支えながら起き上がると痛みが出にくくて良いですよ。
ぎっくり腰はいつから動いて良いの?
先述した通り、2〜3日安静にしたら少しずつ日常生活に戻っていきましょう。
更にいうならば、発症した当日でも体を動かせるようであればいつも通りの活動をしても大丈夫。
なるべく体を動かしていた方が回復が早く、再発のリスクを減らすことができます。
だからと言って、積極的に運動をするのが危険です。
負担がかかりすぎて悪化する可能性があるため気を付けましょう。
まとめ
ぎっくり腰になってしまっても安静にしすぎていると、回復が遅れるばかりか再発する可能性まで高くなります。
できる範囲でいつもどおりに日常生活を過ごしたほうが、痛みからの回復も良い仕事復帰も早いですよ。
また、就寝するときの姿勢に気を配ることで痛みの緩和や軽減につながることもあるのでぜひ、気にしてみてくださいね。