「左側だけ腰が痛いのってもしかして病気かな・・・?」
片方の腰が痛むと、なにかおかしなところがあるのではないかと不安になってしまいますよね。
結論から言うと、左側だけ腰痛になってしまうのは原因は日常生活の癖がほとんど。また、右側だけ腰痛が発生しても同じです。
しかし、極稀に内臓疾患の場合もあるため、いつもと違う痛みを感じるなら病院を受診することをおすすめします。
本記事では片側だけ腰痛になってしまう原因や内臓疾患との見極め方を紹介。腰痛で不安になっている方はぜひ、ご覧ください。
左だけ腰痛になってしまう理由は?日常生活の癖が原因かも
左側だけ腰痛になってしまう原因は、日常生活の癖によるものがほとんど。両側の腰が痛む方も多いですが、左側だけ腰が痛いと訴える方も意外と多いです。
左側だけ腰痛になってしまう日常生活の癖で考えられるのは以下のようなものです。
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- 立っているときに片足に体重を乗せることが多い
- 座るときに姿勢が乱れている
- テレビやパソコンが正面ではなく、左右どちらかにある
- いつも同じ肩でバッグを持つ
- 癖が片方だけすり減っている
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このような要因があると、左側だけ腰の痛みが起こってくる可能性があります。ちなみに右側だけ腰痛が起こる仕組みも同様です。
日常生活の中でどちらかの腰に負担がかかると左側もしくは右側の腰痛が発生しやすくなるのです。
左だけ腰が痛いのは内臓が悪いから?腰が痛む内臓疾患を紹介
先述の通り、左側だけ腰痛になってしまうのはほとんどの場合、日常生活の癖が原因。しかし、極稀に内臓疾患が原因になることもあります。
左側だけ腰痛を起こす可能性のある代表的な内臓疾患は以下のようなものです。
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- 子宮内膜症
- 尿路結石
- 卵管炎
- がん
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ひとつずつ解説していきます。
子宮内膜症
子宮内膜症とは、子宮にしか出来ないはずの内膜が他の部位にも形成されてしまう疾患のこと。子宮内膜症になると下腹部や腰全体に重たさや痛みを感じることがあります。
一部のケースで左側もしくは右側にのみ痛みを感じることも。激痛ではなく、重たい痛みが特徴です。
尿路結石
尿路結石とは、尿が通過するはずの管に体内でできた石が通過してしまう疾患のこと。痛みは大変激しく、七転八倒することがほとんどです。
通常の腰の痛みとは全く異なる強さであるため、気がつかないということはありません。今まで経験したことがないような強さの痛みであり、早急に病院へ行きましょう。
卵管炎
卵管炎とは、細菌感染などによって起こる卵管の炎症のこと。腰の痛みを伴うこともありますが、同時に発熱する点が特徴。
基本的に腰痛のみ発生することはありません。
がん
腰の痛みを引き起こす癌で代表的ものはすい臓がん、大腸がん、胃がんです。癌で発生する腰痛の特徴は「安静にしていても痛い」こと。
筋肉が原因で起こる腰痛とは違い、体の動きに関連して痛みが発生するわけではありません。そのため、日常的に発生する腰痛とは異なる感覚を覚えます。
また、癌の初期症状では腰痛が発生することが少なく、ある程度進行してからがほとんど。そのため、腰痛以外にも原因不明の体重減少やその他不快な症状が同時に発生していることもあります。
自分の体調をしっかりと確認してみましょう。
左だけ腰痛になってしまうメカニズムまとめ
左側だけ腰痛になってしまうのは日常生活の癖によるものがほとんど。姿勢や座り方、バッグの持ち方など、片方だけに負担がかかるような動作をしていることで引き起こされます。
また、極稀に内臓疾患の場合もあります。しかし、可能性としてはかなり低いのでまずは様子をみてみましょう。