ぎっくり腰の原因は筋肉の疲労が極限まで蓄積されてしまったことによるものが多いです。
しかし、なかには椎間板ヘルニアなど早期の治療が必要なものもあります。
この記事ではぎっくり腰の原因だけでなく、治るのに必要な期間なども解説しています。ぜひ、ご覧ください。
ぎっくり腰ってなに?
ぎっくり腰とは、腰に歩けないほどの強烈な痛みが突発的に出現する状態のこと。この痛みは腰の筋肉が急激に強い緊張状態になったとなどに起こります。
通常感じる腰の疲労感や痛みとは異なり、動けないほど強烈な痛みを発症すしますが、症状の程度は人によって違いがあります。
例えば次のような症状の程度の違いがあります。
- 強い痛みは感じるものの、我慢して動こうと思えば家事など軽い動作なら出来る
- 激しい痛みだが、歩けはする
- 動けないほどの激痛が起こり、寝ても起きても座ってもいられない
などです。
このように通常、腰痛で感じる腰の痛みとは違った痛みになりますがその違いは「突発的」と「筋肉の緊張具合」に現れます。
特に重いものを持ったわけでもないのに発症したり、引っ越しなどで重いものを持ち上げた結果発症する場合があり、そのどちらでも突発的であることが特徴です。
また、腰回りの筋肉の緊張にも違いが現れます。通常の腰痛では筋肉にハリがある程度ですが、ぎっくり腰ではこむら返りのように痙攣するほど筋肉が緊張状態になります。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰の原因は様々な要因が重なり合って起こると言われています。
代表的な要因は
- 慢性的に疲労がある
- 運動をする機会がない
- 姿勢が悪い
- いつも寝不足である
- ストレスをためている
- 自律神経が乱れている
- ホルモンバランスが乱れている
ぎっくり腰は日常的に腰に負担のかかりやすい動作が多い方や、腰の疲労が抜けない状態が続いていくと発生する可能性が高くあります。
逆に言うと、普段腰痛がないのであればぎっくり腰になる可能性は低いと言えるでしょう。
ぎっくり腰ってどのぐらいで良くなるの?
ぎっくり腰は通常であれば約2~3週間で良くなることが多いです。
血液の循環により筋肉を緊張させている物質が徐々に洗い流されていくので、順調に良くなればだんだんと動けるようになってきますよ。
しかし、一ヶ月程度経過しても痛みが続くようであれば、もしかしたら症状を長引かせる要因が隠れているかもしれません。
例えば、
- 体に歪みがあり腰に負担がかかりやすい姿勢になっている
- 蓄積された疲労が自力で回復できなくなっている
- ぎっくり腰になった原因が筋肉以外にある
などです。
もしも、ぎっくり腰の原因が椎間板ヘルニアなどの疾患であった場合、放置するのは危険です。
しっかりとした原因を知りたいのであれば、専門機関を受診した方が良いでしょう。
まとめ
ぎっくり腰は様々な要因が重なって起こります。単純な疲労で起こることもあれば、椎間板ヘルニアが隠れていることも。ぎっくり腰の原因がわからなければ再発してしまう恐れがあるので注意が必要です。
「放置していればそのうち治るだろう」と何のケアもせずにいると、治りも遅いですし、再発のリスクも高まりますよ。
早い段階で専門家に診てもらい根本から治療していくことが大切です。