脊柱管狭窄症になってしまった場合、日常生活で注意すべき点がいくつかあります。
「安静にした方がいいの?」
「やってはいけないことはなに?」
このような疑問が思い浮かぶことでしょう。
そこで本記事では、脊柱管狭窄症でやってはいけないことを3つ紹介します。ぜひ、ご覧ください。
脊柱管狭窄症でやってはいけないこと
脊柱管狭窄症では以下のようなことに注意が必要です。
- 無理に姿勢を保つのはNG
- 安静にしすぎるのはNG
- アンバランスな食事をするのはNG
ひとつずつ解説していきます。
無理に姿勢を保つのはNG
脊柱管狭窄症では長時間の散歩や背筋をまっすぐに引き上げるような動作は行ってはいけません。なぜなら、背筋を伸ばすことによって脊柱の間隔が狭くなり神経を圧迫してしまうからです。
例えば、洗濯物を物干し竿にかけようとすると自然と姿勢を伸ばすことになります。そのような動作では神経を圧迫してしまう可能性があるのです。
あるいは、料理をするため台所に長い時間立ち続ける姿勢もそうですね。
このように、背筋を伸ばしたり立ちっぱなしでいることは脊柱を圧迫し、脊柱を支えている筋肉にも負担をかけてしまいます。
ただ、短時間ならこれらの姿勢も可能であるため「自分がどの程度なら症状がでないか?」をしっかり見極めながら生活することが大切です。
また、歩くときは杖や買い物カート、シルバーカーを使うと負担を減らすことが出来るので積極的に利用するものおすすめです。
安静にしすぎるのはNG
安静にしすぎていると体幹を支える筋肉が衰えてしまい、症状を悪化させてしまう可能性があります。
そのため、脊柱管狭窄症といえども軽い運動が必要です。
痛みを感じるからと体を動かさないでいると使われなくなった筋肉は次第に筋力・柔軟性を失っていきます。その結果、血行不良になってしまうので他の疾患を引き起こす可能性もあります。
無理をしない程度に軽いストレッチや痛や筋力トレーニングを行なうことも大切です。
アンバランスな食事をするのはNG
偏った食事を続けていると脊柱管狭窄症になるリスクを高める可能性があります。なぜなら、栄養の足りない体では骨がもろくなり脊柱が正常な状態を保つことができないからです。
例えば、
- カップラーメン
- レトルト食品
- 外食
- コンビニ食
ばかりを食べていると栄養不足になってしまいます。
体を作る栄養素はタンパク質やビタミン、ミネラルが基本です。その中でもタンパク質は意識的に摂っていかないと足りていない可能性が高い食品。
積極的に肉や魚を摂ることをおすすめします。食べるのが難しい場合はプロテインやサプリメントを利用すると手軽に栄養を補うことが出来ますよ。
まとめ
脊柱管狭窄症では前かがみの姿勢でいる方が体に優しく負担がかかりません。無理に背筋を伸ばしたり、長い時間立っていると悪化したり歩けなくなることもあるので注意が必要です。
しかし、だからといって運動しなさすぎも体が衰え症状が悪化することも。専門家のアドバイスに従いながらセルフケアをやっていきましょう。