脊柱管狭窄症の対策や予防にはストレッチがおすすめです。腰や股関節周りの柔軟を維持することのよって、症状悪化を防ぐことができるかもしれません。
ストレッチなら気軽にでき、好きな時間でできるのもメリットの一つですね。
この記事では自宅でできる脊柱管狭窄症のストレッチをご紹介します。また、ストレッチを行う際に注意点や禁忌についても解説しています。
ぜひ、ご覧ください。
脊柱管狭窄症のストレッチ
脊柱狭窄症になってしまったら少しでも症状を悪化させないためにストレッチを行うのがおすすめです。
以下のストレッチを行うことによって脊柱管狭窄症の予防をすることができます。
*出展:-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2015年08月号:メディカル・ライフ教育出版
脊柱管狭窄症のストレッチのポイントは腰や股関節周辺の柔軟性を保つことです。
腰や股関節の柔軟性が低下してしまうと、症状が悪化してしまう恐れがあるため入念に対策をとらなければいけません。
また、このストレッチでは神経の圧迫を緩和させる効果も期待できます。
脊柱管狭窄症は神経が圧迫されることにより、痛みや痺れが発生するため、脊柱管を広げる運動は効果的と言われています。
参考資料
脊柱管狭窄症のストレッチを実施する際の禁忌・注意点
脊柱管狭窄症のストレッチを行う際の注意点は、
- 痛みが出るぐらい強くやらない
- 症状が悪化したらただちにやめる
- 症状が悪化しないようなら継続的に実施する
一つずつ解説していきます。
痛みが出るぐらい強くやらない
ストレッチは痛みがでるぐらい強くやってはいけません。痛みが出てしまうと筋肉が余計に緊張してしまうため、逆効果になってしまうこともあります。
また、反動をつけて行うのもNG。
反動をつけて行うストレッチもたしかにありますが、脊柱管狭窄症を患っている方は腰などの筋肉が硬くなっている場合がほとんどです。
そのため、反動をつけながらストレッチを行うと筋肉を傷つけてしまうこともあります。
正しいストレッチの方法は『気持ち良いと思う程度にゆっくり行う』です。これなら筋肉が傷つくこともなく、緊張がゆるんでいきますよ。
症状が悪化したらただちにやめる
脊柱管狭窄症の原因には複数あります。そのため、この記事で紹介したストレッチが必ず効果的だとは言えません。
また、ストレッチを行う過程で症状が悪化してしまう場合はすぐに中止しましょう。原因となっている部分を余計に刺激してしまっている可能性があるからです。
ここに紹介されているストレッチで症状が悪化する場合は医師に相談し、あなたの原因にあったセルフケアを訪ねてみることをおすすめします。
症状が悪化しないようなら継続的に実施する
症状が悪化しないようならこのストレッチはあなたにあっている可能性が高いです。無理をしない範囲で積極的に継続していきましょう。
ストレッチの効果は1日や2日で現れることはなく、数週間や数カ月といったスパンで分かってくることが多いです。また、脊柱管狭窄症の場合は劇的な改善を狙うという目的よりも、症状を悪化させないという目的でストレッチを行います。
そのため、目に見える効果を感じられないこともあるでしょう。
しかし、腰や股関節周りの柔軟性を維持することは大きな大切です。根気よくストレッチを行っていきましょう。
脊柱管狭窄症の治療法
脊柱管狭窄症のストレッチをしても症状が良くならないこともあります。その場合、別の選択肢を考えましょう。
脊柱管狭窄症の一般的な治療法には、
- 薬物療法
- 神経ブロック注射
などがあります。
薬物療法では、鎮痛薬を使用して痛みを抑えるだけでなく、血流改善も狙って薬が処方されます。
また、神経ブロック注射では患部に直接麻酔を注入し症状を緩和させるものです。
どちらに関しても対症療法の意味合いが強く、脊柱管狭窄症を治すためのものではありません。
脊柱管狭窄症の治療に関しては以下の記事に詳しく記載されています。ぜひ、ご覧ください。
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まとめ
脊柱管狭窄症の対策にはいくつかの種類があります。
その中でストレッチは場所や時間にあまり影響されず実施することができるため、日常生活に取り入れやすいセルフケアと言えるでしょう。
しかし、脊柱管狭窄症の原因によってはストレッチを行うことによって症状が悪化してしまうこともあります。そのため、最初は少ない回数でゆっくり行い、自分の症状が悪化しないかを確認したほうが良いでしょう。
また、当院では脊柱管狭窄症の治療に力を入れています。
病院のリハビリや治療を行ってもなかなか症状が改善されないとお困りの方はぜひご相談ください。