脊柱管狭窄症で特徴的な症状といえば間欠性跛行が有名です。
間欠性跛行があればまず脊柱管狭窄症を疑うというほど、関連性が高い症状です。
では、間欠性跛行とは具体的にどのような症状なのでしょうか。
この記事で詳しく解説していきましょう。
間欠性跛行とはどんな症状?
間欠性跛行とは、一定の時間歩行すると痛みやしびれを生じてしまい歩けなくなってしまう症状のことをいいます。
休憩すれば痛みやしびれはおさまり、再び歩けるようになるのが特徴です。
より具体的に表現をするなら、
- みんなと旅行に行った際に自分だけ休憩を挟まないと歩けない
- バス停からバス停まで歩くのに、何回も休まないといけない
- 散歩が趣味だったが、何回も休憩しないと家に戻ってこれない
などの状態になってしまいます。
間欠性跛行は2種類の原因に分かれます。
神経性と血管性です。神経性で有名なのは脊柱管狭窄症、血管性で有名なのは閉塞性動脈硬化症。
基本的な症状は同じです。しかし、どちらかといえば脊柱管狭窄症による間欠性跛行の方が有名であるため、このような症状が起こったらまずは脊柱管狭窄症を疑いましょう。
脊柱管狭窄症で起こるその他の症状
脊柱管狭窄症では間欠性跛行以外に以下のような症状が起こります。
- 腰痛(あまり強くはでない)
- 症状が進行してくると下半身に力が入りづらくなったりする
- 症状が進行してくると排尿が悪くなったりする
腰痛も感じることはありますが、そこまで強い痛みを感じるわけではありません。症状が進行していない状態では、間欠性跛行がメインの症状となることが多いです。
脊柱管狭窄症の原因
脊柱管狭窄症の原因は以下のようなものが考えられています。
- 加齢
- 仕事による脊椎への影響
- なんらかの病気によって脊椎が変形する
とくに加齢による背骨の変形によって起こることが多いようです。
また、近年では食事の影響も考えられています。骨の構要要素にはたんぱく質も含まれているため、食事中にたんぱく質が少ないと骨が変形しやくすなってしまうと考えられています。
そのため脊柱管狭窄症の予防したい、もしくは進行を少しでも抑制したいと考えている方は積極的にたんぱく質を摂取した方が良いと言えるでしょう。
ちなみにたんぱく質が多く含まれる食べ物は肉・魚・卵です。これらを意識して食べると良いですよ。
脊柱管狭窄症の対策
脊柱管狭窄症の対策には、先ほど解説した食事以外では運動も大切です。
脊柱管狭窄症の症状がでているといっても運動を全くしないと、筋力が低下してしまい腰への負担が大きくなってしまいます。
そのため、定期的な運動はした方が脊柱管狭窄症の予防や改善につながりやすいです。
脊柱管狭窄症と運動について以下の記事に詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。
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脊柱管狭窄症は運動不足で悪化する?予防に必要な運動やリハビリを解説します
「脊柱管狭窄症の症状が気になるからあまり動きたくない…」 痺れや痛みで困っている脊柱管狭窄症の方はこのように思ってしまいますよね。安静にすると、その場は症状も起こらないため、ついゆっくりしがちです。 ...
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まとめ
間欠性跛行は脊柱管狭窄症の特徴的な症状です。この記事で解説したような症状が出現した場合、脊柱管狭窄症になってしまっている可能性が高いと言えるでしょう。
「最近、長く歩けない」
「途中で休憩を多く挟むようになってしまった」
このような悩みがあった場合、一度チェックしてみると良いかもしれません。