この記事では腰椎椎間板ヘルニアのチェックができる項目を用意しています。
自分が椎間板ヘルニアはどうかを確認したい方は参考にしてください。また、椎間板ヘルニアと似ている疾患についても言及しています。
ぜひ、ご覧ください。
腰部椎間板ヘルニアのチェックリスト
まずは腰部椎間板ヘルニアの自己診断してみましょう。答えが「はい」になるものを数えていきます。
- 足のしびれは感じますか?
- しびれを一日中感じていますか?
- 寝返りをうつときに痛みを感じますか?
- 中腰をしたあとに腰が痛くなりますか? (掃除機をかける、庭いじりなど)
- 長い時間座っていると、そこから立ち上がるときに痛くなりますか?(座ってテレビを観る、パソコンをするなど)
- 車の運転で痛みを感じますか?
- 長時間立っていると辛くなりますか?
- 今までに2回以上ぎっくり腰を経験されていますか?
- 歩くときに痛みを感じますか?
「はい」の数はいくつあったでしょうか?
「はい」が多いほど腰部椎間板ヘルニアが進行しいている可能性があります。もしも、なにかしらの治療をしていない場合はできるだけ早期にケアをはじめた方が良いでしょう。
反対に「はい」の数が少ないとそこまでひどいものではないということです。いますぐに治療をはじめる状況ではないかもしれないですが、放置して悪化してしまうこともあります。
そのため、症状が悪化する前に治療をおこなうことをおすすめします。
椎間板ヘルニアと似ている症状
椎間板ヘルニアと腰部椎間板ヘルニアの似ている疾患は以下の3つです。
- 脊柱管狭窄症
- 腰椎すべり症
- 梨状筋症候群
1つずつ説明していきます。
脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症は、脊髄が通っている空間が狭くなってしまい、腰から下肢に痺れや痛みがでてしまう疾患です。
この疾患は長い時間歩くと痺れや痛みが悪化して動けなくなってしまいます。しかし、休むとすぐに症状が軽くなり再び歩けるようになるという特徴を持っているのです。
しかし、症状が進行すると立っているだけで痺れや痛みを感じるようになり、さら悪化すると排尿・排便がコントロールできなくなることも…。
腰部椎間板ヘルニアとの違いは、「長時間歩くと痛みがでるが、立ち止まると回復する」という点。この症状がある場合、脊柱管狭窄症であることが多いので病院を受診しましょう。
腰椎すべり症
腰骨にヒビが入ってしまい前方、もしくは後方にズレてしまっている状態を腰椎すべり症といいます。
腰椎がズレると神経を圧迫してしまい、痛みやしびれが引き起こされます起こります。腰部椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と症状が似ることが多く、正確な診断には整形外科でレントゲンを撮影する必要があるでしょう。
梨状筋症候群
お尻深いとこにある梨状筋が硬くなると坐骨神経を圧迫して坐骨神経痛が発症します。長時間のデスクワークをしている方に比較的よくみられる症状です。
骨ではなく筋肉に問題が起こっているためレントゲンにうつらないため、見逃されてしまうこともよくあります。
腰部椎間板ヘルニアと症状が酷似していますが、お尻に痛みやだるさを感じることが多いのでそこで気がつくケースもありますよ。
まとめ
本記事では腰部椎間板ヘルニアのセルフチェックや似ている症状を紹介しました。
「私が悩んでいる痛みやしびれの原因はなんだろう?」と気になったときはこの記事を参考にしてください。
しかし、どの症状も進行していくと日常生活に支障をきたす場合も多いので早めに専門家への受診をお勧めします。