「ぎっくり腰と食事って関係ある」
このように言うと驚く方が多いかもしれません。腰の痛みと栄養や食事の関係ってなかなか聞いたことがありませんよね。
しかし、筋肉や関節も普段摂取する食べ物によって作られています。
どのような食べ物を食べているかによって腰痛になりづらい筋肉や関節かが決まってくるのですね。
この記事ではぎっくり腰と栄養の関係について解説していきます。ぜひ、ご覧ください。
ぎっくり腰の原因は栄養不足?
必要な栄養素が足りていないと腰回りの筋肉が回復しきれない状態が続き、ぎっくり腰になるリスクが高まります。
なぜなら、ぎっくり腰の原因の多くは筋肉に関係しているものだからです。例えば、筋肉が損傷したとき治す材料が無いと上手く再生することができません。
腕の立つ大工がいても材料が無ければ何も出来上がらないようなものですね。
体を作っている栄養素が日常的に不足していると、健康的な体とはほど遠いものになってしまい、ぎっくり腰のリスクは高まってしまいます。
特にタンパク質は筋肉そのものになる栄養素。ぎっくり腰になった時は普段より多く取ることをお勧めします。
ぎっくり腰を良くするために摂取すべき栄養素
ぎっくり腰を良くするために摂取すべき栄養素は
- タンパク質
- ビタミンC
です。
ひとつずつ解説します。
タンパク質
タンパク質は約20種類のアミノ酸から構成されています。しかし、その中の9種類は体の中で合成不可能なもの。
そのため、必ず食べ物から摂取しなりません。
先述したようにタンパク質は筋肉そのものであるため不足してしまうとぎっくり腰の原因にもなりかねません。筋肉自体が弱くなってしまうためですね。
また、ぎっくり腰になったときはタンパク質を積極的に摂取していく必要があります。
タンパク質が多く含まれている食品は肉類、魚類、卵、大豆製品。その中でも吸収されやすいのは肉や卵などの動物性タンパク質です。
ぎっくり腰にならないため、また早く治すためにもしっかり摂取していきましょう。
ビタミンC
靭帯や筋肉などに必要不可欠なコラーゲン合成の過程でビタミンCが重要な役割を担っています。そのため、ビタミンCがないと健康的な靭帯や筋肉を作ることができません。
もしも、ビタミンCが不足してしまうとコラーゲン合成が不十分になり、ぎっくり腰が起こってしまう可能性が高くなってしまいます。
ちなみに世界中にいるほとんどの動物はビタミンCを自分で作ることができますが、人間は作ることはできません。そのため、食べ物から摂取するしかないのですね。
ビタミンCが多い食品はゴールドキウイ、赤ピーマン、ブロッコリー、菜の花など。ドラッグストアで売っているサプリでもOKです。
ビタミンCは摂取してもすぐに体内にでてしまうので、こまめに摂取した方が良いでしょう。
まとめ
基本的なことですが忘れがちなこと。それは人の体は口に入れた栄養素から出来ていること。
ぎっくり腰とは関係ないと考えてしまう方も多いのですが、普段から体に必要な栄養素をしっかり摂ることによって予防したり改善することができます。
筋肉や内臓はタンパク質から出来ていますし、靭帯や腱を作っているコラーゲンの合成にはビタミンが必要です。
体に悪影響を及ぼす食品はなるべく控えて、必要な食品はしっかり食べるように心がけて動きやすい体を手に入れましょう。