日常生活でふわふわとするような「めまい」を経験したことがある方は多いはず。
様々な原因から起こるめまいですが、中には高血圧が原因で起こってしまうめまいもあります。
サイレントキラーと呼ばれ、普段は何の症状もあらわすことなく進行していく高血圧。しかし、そんな高血圧が「めまい」という症状をあらわすということは何かしらの身体からのサインなのかも!?
今回は、そんなめまいと高血圧について徹底解説をしていきたいと思います。普段から日常的にめまいが起きてしまう方は、血圧が高かったり変動が激しい方は必見です。
高血圧とめまいの関係
めまいの原因として一般的に広く知られているものは。
- 貧血
- 栄養失調
- 脱水
- 半規管(耳)関係
しかし、高血圧においてもめまいを起こすことがあるとされています。
その一番の原因は「脳内の血液循環」です。
普段は自動的に調節し一定に保たれている脳内の血液循環が、急激な血圧の上昇により乱れてしまいます。
その結果ふわふわとするようなめまいを起こしてしまうことがあるのです。
つまり、高血圧によるふわふわとするようなめまいの症状が出た場合は体内の血液循環が乱れているサインの場合が考えられます。
また、高血圧の方は降圧剤を服用されている場合も多いため、薬が効きすぎた場合などにも急激な血圧の変化によりめまいが起こることがあります。
そんな高血圧により引き起こされることがあるめまいですが、めまいの他にこのような症状が出る場合は早期の医療機関への受診が必要です。
- 手足のしびれ
- 脱力感
- ろれつが回らない
- 目の前に靄がかかったような感じがする
その他にも、いつものめまいと違うなと感じる場合には早期に医療機関を受診しましょう。
そもそも高血圧の定義は?
高血圧の定義は「日本高血圧学会での高血圧診断基準」が用いられます。
医療機関などにおける血圧の計測で「収縮期血圧140㎜Hg・拡張期血圧90㎜Hg」が高血圧の判定基準と記されており実際の医療機関でも多くの施設がこの数値を基準としています。
また家庭においての計測では-5㎜Hgを引いた数値を高血圧の基準とします。
しかし、血圧測定に関しては、病院などで血圧が上昇してしまう「白衣性高血圧」や逆に病院などでは血圧が安定してしまい、自宅で計測すると高血圧値が出る「仮面性高血圧」などもあります。
つまり、基準よりも下回っているからと言っても過度な安心は禁物です。
逆に低血圧でめまいが起こるって本当?
高血圧とは反対で、低血圧でめまいが起こることもあります。代表的なものでいえば「起立性低血圧」いわゆる立ち眩みです。
立ち眩みの代表的なメカニズムは、姿勢をかえる時などに急激に血圧が低下することにより、体内への酸素供給が一時的に少なくなってしまうことにより起こってしまい引き起こされます。
実際には高血圧によるめまいよりも低血圧によるめまいの方が多いです。
まとめ
日常的にめまい引き起こしている人は意外とめまいに慣れてしまい深刻視しない場合が多いことも。
しかし、いつもと違うめまいの仕方だったり、上記で紹介しためまいの他にも症状が出ている場合など、少しでも違和感がある場合は早期に医療機関を受診しましょう。
めまいが起きるということは少なからず身体から何かのサインを出しています。
しっかりと自身の身体と向き合い適切な対策を講じる必要があるでしょう。