「ぎっくり腰になったらできるだけ早く治したい」
誰もがそう思いますよね。実はぎっくり腰を早く治すためには日常生活の活動を維持することが重要だということがわかっています。
日常生活の活動を維持することによって筋肉が緩みやすいと言われているからです。
この記事では、ぎっくり腰を早く治すポイントをご紹介します。
ぎっくり腰を早く治す3つのコツ
ぎっくり腰を早く治すためのコツは以下の3つです。
・ 安静にしすぎず、できるだけ日常生活の動きを維持する
・ 夜寝る時は楽な姿勢でゆっくりする
・ コルセットを長期間使用しすぎない
ひとつずつ解説します。
安静にしすぎないで、できるだけ日常生活の動きを維持する
可能な限り日常生活の動きをしようとすることが大切。
なぜなら、痛みがある中でも日常生活の動きを維持していた方が回復が早くなるため、結果的に完治が早くなることがわかっているからです。
もちろん人によって痛みの程度はさまざまなので、どの程度の活動量が適しているのかは異なります。
例えば、少し我慢すれば食器が洗える場合は動作中に悪化していかなければ食器を洗ってみましょう。どんどん痛みが増すようであれば運動強度が高いので少し軽い日常動作からはじめます。
「ぎっくり腰になるとまずは安静に」と言われるのが過去の常識でした。しかし現在の常識では、可能な限り日常生活を維持することが重要だと言われています。
夜寝る時は楽な姿勢でゆっくりする
夜寝ている時にどのような姿勢をするかも大切です。
睡眠中に筋肉に負担がかかる姿勢で寝ていると、痛みが悪化してしまい朝起き上がることができなくなるかもしれません。
ぎっくり腰におすすめの姿勢はいくつかあるため簡単にご紹介しましょう。
- 膝の下に枕やタオルケットなどを丸めたものを入れる
- 横向きで抱き枕などを足の間に挟んで寝る
このような姿勢を取ることでぎっくり腰の痛みを緩和することができるかもしれません。
寝る時の姿勢も意識して工夫することが大切です。
コルセットを長期間使用しすぎない
コルセットを長い間つけていると筋肉の回復が遅れてしまう可能性があります。
強い痛みで苦しんでいるときはコルセットを使用して痛みを緩和させるのも有効ですが、何週間もつけ続けるのは危険です。
痛みが回復してきたらコルセットの装着時間を短くしていくなど自身の筋肉を動かしていくようにしましょう。
ぎっくり腰でやってはいけないこと
ぎっくり腰になった際にできるだけ避けた方が良いNG行動は以下の2つです。
- 鎮痛剤を多用する
- 必要最低限しか動かない
薬には副作用があるので飲みすぎてしまうと体に負担がかかってしまいます。痛みが強い初期段階での使用は有効ですが、いつまでも鎮痛剤を使用していると体に悪影響を及ぼしかねません。
また、先程も記述した通り安静にしすぎていると回復が遅くなり、再発率は高くなってしまうことがわかっています。
ぎっくり腰になった当日は安静にしても大丈夫ですが、なるべく早期に日常生活の簡単な動きから行なっていきましょう。
まとめ
ぎっくり腰になった時に早く治すコツは、安静にしすぎず日常動作を行うようにすること。
また、腰回りの筋肉を就寝時にしっかりと休ませ回復させることも大切です。日中にコルセットを使用し続けて筋肉を衰弱させてしまわないように気を付けることも意識しましょう。
これらを気をつけることによって早期にぎっくり腰から回復することができますよ。