「睡眠」は私たちの生活で欠かせないもの。心と身体はこの休息の時間を必要としており「睡眠の質=心身の健康の質」と言っても過言ではありません。
しかし現代社会では、過度な労働やストレスのせいで慢性的な睡眠障害に悩む方も多く、特に睡眠中の「中途覚醒」という症状に悩まれている方が多くいらっしゃいます。
今回は現代人の多くが頭を悩ませる「睡眠障害や中途覚醒の原因・影響|質の良い睡眠を得るための対策」について解説していきます。
睡眠障害とは
睡眠障害とは、睡眠の質や量に問題がある状態。睡眠障害には中途覚醒だけでなく、入眠障害や早朝覚醒など様々な症状が含まれています。
睡眠障害の代表的な原因は以下の通り。
- 過度なストレスや精神的な負担
- 生活習慣の乱れ
- 身体の病気
- 騒音や明るさなど環境要因
- 特定の薬物や薬品の副作用
これらの原因は相互に影響し合い、辛い睡眠障害を引き起こしてしまいます。特に生活習慣の乱れは現代人に多い代表的な睡眠障害の原因。
忙しい日々の中で十分な睡眠を確保できないことが、昨今非常に問題視されています。
中途覚醒とは
中途覚醒とは、寝ている最中に何度も目を覚ましてしまう状態。十分な睡眠が取れないせいで、ストレスや疲れが溜まってしまいます。
中途覚醒の代表的な原因は以下の通り。
- ストレスと不安
- 心身的な不快感(痒みや姿勢など)
- アルコールやカフェインの摂取
- 寝室など環境要因
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
これらの原因は複数の原因が組み合わさっている場合もあり、原因を一つずつ丁寧に紐解いていくことが重要です。
睡眠障害や中途覚醒が引き起こす影響
睡眠障害や現代人に多い中途覚醒は、私たちの日常に大きな影響を及ぼしてしまいます。
- 日中の眠気や集中力の低下
- 心理的な負担の増加
- 判断力・決断力の低下
- モチベーションの低下
- 頭痛・筋肉のこり、消化器系など身体の不調
睡眠の質が下がってしまうと日中のパフォーマンス全体に影響を及ぼし、それらが原因で思いがけない事故やトラブルを招くことも。また心理的な負担が増加することで、うつ病などの精神疾患・高血圧や心臓病など大きな病気へ繋がるリスクが高まることが、専門機関の研究で明らかとなっています。
睡眠障害における中途覚醒への対策や予防
睡眠障害の中でも特に現代人に多い「中途覚醒」への対策や予防には、ストレスを軽減することがもっとも重要とされています。
ストレスを軽減させる方法は人それぞれですが
・適度な運動
・趣味の時間を設ける
・アルコールやカフェインの摂取を控える
・環境要因を取り除く
・瞑想やヨガ
あなたが今ストレスに感じていることから、気持ちを遠ざけることが大切。
楽しいと思うものに気持ちを傾けたり、適度に身体を動かし疲れることもストレス解消に繋がります。また瞑想やヨガなど心身がリラックスできる時間を設けることで、ストレスから解放され、清々しい気持ちになることができるでしょう。
寝具の清潔を保ち、暗く静かな環境で眠ることも大切です。アイマスクや耳栓、遮光カーテンなどのアイテムを上手に活用するのも有効ですよ。そして睡眠前の食事やカフェイン・アルコールの摂取を控えることも、中途覚醒しやすい状態から抜け出し、心身のストレスや疲れを解消してくれる良いきっかけとなるでしょう。
中途覚醒の予防には良い睡眠習慣を身につけることがポイント。一定の就寝時間と起床時間を設定し守ることで、体内時計が整い質の良い睡眠を得ることができますよ。
まとめ
睡眠障害は私たちの生活において多大な影響を及ぼしてしまいます。特に中途覚醒は心身ともにストレスが溜まり、一日中不快な思いをしてしまうことでしょう。
睡眠障害や中途覚醒に悩んでいる方は、まず自分の生活習慣を見直し、ストレスに感じていることから心を遠ざけ、心身をリラックスさせる工夫を取り入れてみてください。しかしあまりにも辛い場合は、専門機関への早期の相談も大切ですよ。
睡眠障害と上手に向き合い、良質な眠りを手に入れましょう。