腰の痛みが強いと、仕事や日常生活に支障をきたすようになります。
そこでひとつの解決方法が鎮痛薬。根本的な治療ではないにせよ、痛みを抑える有効な手段でもあります。
しかしなかには「痛み止めを飲んでいるのになぜ効かないの…?」と、鎮痛薬の効果を得られない人もいます。
そこでこの記事では痛みがつよい腰痛であるにもかかわらず、鎮痛薬で良くならない理由について解説しています。
ぜひ、ご覧ください。
腰痛に鎮痛薬が効かない3つの理由
鎮痛薬を飲んでいるにも関わらず腰痛がひかない理由は以下の3つが代表的です。
- 筋肉が原因の腰痛ではない
- 内蔵疾患・感染性疾患
- そもそも鎮痛薬の飲み方が間違っている
ひとつずつ解説していきます。
筋肉が原因の腰痛ではない
鎮痛薬で効果があるのいは筋肉が原因となって起こる腰痛に対してです。
もしも、神経が原因となって起こっているのだとしたら鎮痛薬の効果が出づらいと言えるでしょう。
神経が原因となっている腰痛にはさまざまあり、椎間板ヘルニアや坐骨神経痛、脊柱菅狭窄症などが代表的です。
また、腰痛が慢性化してくれると、原因は取り除かれたのに神経が敏感になってしまい、痛み信号を出し続けてしまうこともあります。
もしも、鎮痛薬を飲んでなかなか痛みが治まらない場合は神経による腰痛を疑ってみてもよいかもしれません。
内臓疾患・感染性疾患
内臓疾が原因となり、腰痛が起こっているとしたら鎮痛薬では痛みが治まらないことがあります。
例えば、感染症である帯状疱疹、あるいは癌、または椎間板ヘルニアで強い炎症が起こるケースなど。
市販されている鎮痛薬は一定の効果はありますが、万能ではありません。
ちなみに内蔵疾患の場合、体の動きと関係なく痛みを感じることがあります。じっとしていても腰が痛いという方は注意が必要です。
そもそも鎮痛薬の飲み方が間違っている
人によっては痛み止めの服用方法を間違っていることがあります。本来の薬の効果を発揮できず、痛みを抑えられていないかもしれません。
代表的な服用方法の間違いは
- ジュースと一緒に飲む
- 牛乳と一緒に飲む
です。
基本的にジュースや牛乳と一緒に薬を飲んでしまうのはNGです。
ジュースは成分によって吸収を阻害、牛乳は胃のPHを下げる作用があるので薬の効果が発揮されないことがあるのです。
もしも、水以外のものと一緒に薬を飲んでいるようなら、別にものにしてみましょう。
まとめ
鎮痛薬が効かないのはまとめると以下の2パターンです。
- 鎮痛薬がきかない疾患や症状
- 鎮痛薬がきかない飲み方をしている
まずは飲み方が正しいかを確認してみましょう。もしも、飲み方があっているにも関わらず痛みがおさまらない場合、原因をはっきりさせるために専門家のアドバイスを聞いたほうが良いですよ。