「便秘のせいで肩こりになるって本当?」
「最近、肩こりがつらいのは便秘のせい?」
便秘に悩んでいる方の中には、肩こりも辛いという場合もあります。実は便秘の影響で肩こりが悪化してしまうということがあるのです。
そこで本記事では、便秘と肩こりの影響を解説しつつ、便秘対策も同時に公開していきます。ぜひ、ご覧ください。
なぜ便秘だと肩こりになりやすいの?
便秘によって肩こりが悪化してしまうのは老廃物や乳酸の蓄積が原因ではないかと言われています。老廃物や乳酸は体の筋肉を緊張させてしまうことに繋がるからです。
通常の肩こりはストレスや運動不足など様々な原因によって血流が悪化し、筋肉に酸素が行き渡らず発生。しかし、便秘が原因で肩こりは少し事情が異なります。お腹に溜まって腐敗した便からインドールやスカトールという有害ガスが発生するために肩こりが発症すると言われています。
また、便秘によって自律神経が乱れてしまい肩こりになってしまうこともあるようです。
便秘への対策
便秘とは三日以上排便がない状態もしくは毎日排便があっても残便感がある状態のことを指します。
排便がないと肩こりが悪化するだけでなく、腸内環境も悪くなってしまい体調自体も崩しやすくなってしまうことも。便秘にならないための具体的な方法は以下の通りです。
- 食物繊維を多く食べる
- マグネシウムを多く取る
ひとつずつ解説していきます。
◆食物繊維を多く食べる
食物繊維を多く食べると便秘の解消が期待できます。食物繊維を食べることにより、腸の動きが活発になるからです。
しかし、食物繊維には不溶性・水溶性の二種類があります。それぞれの食物繊維には効果の違いがあるので注意が必要です。
不溶性食物繊維のメリットは腸を刺激し、排便の量を増加させる点。多く含まれている食材は主にきのこ類・芋類・果物・野菜・豆類です。
便の回数がもともと少ない方や、年齢を重ねるにつれて便の回数が減ってしまった方におすすめ。しかし、大量に食べるともともと硬い便の場合さらに硬い便になってしまうこともあり摂取量に注意が必要です。
一方、水溶性食物繊維は便を柔らかくしてくれる働きがあります。水溶性食物繊維が多く含まれている食材は主に海藻・こんにゃく・大麦・アボカド・オクラなど。便が硬い方におすすめです。
ちなみに不溶性・水溶性の両方が含まれている食材は納豆。大豆のもつ不溶性食物繊維と発酵によるネバネバがもつ水溶性食物繊維のバランスが良くお便秘解消に非常におすすめです。
マグネシウムを多く取る
マグネシウムを多く摂取することで腸へ水分を運び、便を柔らかくする効果があります。便秘の方は積極的に摂取していきたい栄養素ですね。
マグネシウムは硬度の高い水(硬水)に多く含まれている成分ですが、身近なところでは塩にも多く含まれています。
他にも体に良いと言われるワカメやヒジキなどの海藻類や緑黄色野菜、にがりを使った豆腐にも多く含まれています。
まとめ
便秘によって溜まった便が有害ガスを発生させることが肩こりに繋がってしまうことがあります。普段から便通を良くすることは肩こりを予防するにはもちろん効果的ですが、体調自体を整えること自体にも役に立ちます。
食生活や運動を取り入れ便秘にならないように予防していくことが大切です。