肩こり

歯痛と肩こり、頭痛の関係は?噛み合わせ、炎症、対象法について

女性に白い歯

歯痛と肩のはり、頭痛はとても深い関係があります。これらの関係性と噛み合わせ、炎症も含めた対処法につい本記事で解説していきます。

具体的には以下のようなことです。

  • 肩のはりと歯痛の関係は?
  • 歯が痛くなると肩のはりもでる?
  • 虫歯と頭痛の関係は?
  • 歯痛と肩のはり、頭痛がでたらどうしたら良い?

本記事を読むことにより、歯痛と肩のはり、頭痛の関係を知り、噛み合わせの不具合や炎症が起きても慌てずに対処することができます。ぜひ、ご覧ください。

肩のはりと歯痛の関係は?顎がずれている可能性がある

歯の痛みに耐える女性

歯痛と肩のはりが同時にでてしまう原因のひとつに姿勢のゆがみにより、顎がずれてしまうことが挙げられます。

姿勢のゆがみによって、顎の関節に負担がかかりズレが生じてしまう可能性があるからです。デスクワーク、や長時間の車の運転など同じ姿勢をする方にこの原因は多いと言えるでしょう。

人の頭の重さはある程度の重量があり、ボーリングのボール程度と言われています。その頭を支えているのは肩や首の筋肉です。首や頭が前傾になってしまうと、当然顎にかかる負担にも変化が生じます。

顎の関節が微妙にずれてしまうと、周囲の筋肉にも影響を与え、結果的に肩のはりへと発展してしまうこともあるのです。

また、噛む力なども変化してしまうこともあり、歯痛にもつながりかねません。

歯が痛くなると肩のはりもでる?歯の噛み合わせが変化し筋肉が緊張する

歯の痛みを相談する女性

歯が痛くなると肩のはりもでやすくなります。歯が痛くなると、症状を少しでも避けようとして噛み合わせや噛み方が変化してくるからです。

虫歯などが原因で一部の歯しか使わずに食べ物を噛もうとすると、噛み合わせは徐々に変化してきます。噛み合わせの変化によって、口の中のバランスが崩れると、筋肉が緊張してしまい、結果として肩のはりもでてしまうのです。

日頃は気にならないのに肩のはりがでてしまった時はもしかしたら歯のトラブルの可能性もあるため注意が必要です。

虫歯と頭痛の関係は?代表的な3つのケース

虫歯菌

虫歯と頭痛にも関係があります。なぜなら虫歯が進行することでさまざまなトラブルが引き起こされ、歯痛だけではとどまらず顔や頭部など全体の痛みとなってしまうこともあるからです。

虫歯の痛みと共にひどい頭痛が起こるケースには、放置すると命の危険に及ぶこともあるので注意が必要です。

ここでは虫歯と頭痛の関係の代表的な3つのケースを解説しています。虫歯と頭痛の関係、原因を知り、予防に役立ててください。

虫歯が原因で噛み合わせが悪くなり、頭痛が起こることも

虫歯の状態を鏡で確認する女性

噛み合わせが悪いと頭痛の原因になることもあります。

この症状で病院を受診しても原因が見当たらないと言われることが多くあるようです。このような頭痛の原因である噛み合わせは、左右の顎の関節の異常な運動にあり、とくに片噛みをしている場合に多くみられます。

左右どちらかで噛む癖がある場合、片側の歯にすり減りが起こり、必然的に左右の高さがずれてしまうことも多いです。

そのずれが原因となり頭を支えようとする筋肉の緊張が生じてしまい、頭痛が発生してしまうのです。頭痛の症状は激しい痛みではなく、鈍い痛みであることが多いと言われています。

特に虫歯の治療中では、片方の歯だけで噛むことも多くなります。虫歯の治療が進んでいく中で、両方の歯を使い噛む習慣に戻していきましょう。

鼻の中の病気が隠れている?中で炎症が起こっているかも

女性の横顔

鼻の中の病気が隠れている場合も頭痛になるケースがあります。

これは、鼻の中の上顎洞(空洞)の炎症によるものです。症状は頭痛のはかに歯痛、悪臭の強い鼻水、頬の痛み、顔の片側の違和感などがあります。

上の歯の神経を治療したのちに、上顎洞から細菌が侵入してしまうと、頭痛を引き起こしてしまうケースが多いと言われています。

治療は、レントゲンやCTを撮ることで上顎洞に膿がたまっているかどうかを画像判断します。それにより、根管治療のやり直しや抜歯、耳鼻科で副鼻腔の治療などがあります。

治療の失敗で頭痛?歯に膿がたまり圧迫されて痛むことも

虫歯菌

根管治療(歯の根の治療)の失敗で頭痛がすることもあります。根管治療の際に根管内をきれいに清浄しきれておらず膿がたまっていることがあるからです。

また、同じように根管内の清浄がしきれてないのに仮蓋や被せものをしてしまうと圧迫されて痛みが生じてしまうこともあります。

症状は、根管治療後の強い痛みや、ガンガンする激しい頭痛などです。治療は、根管治療のやり直しを含む歯内療法や、抜歯などをおこまう必要があります。

歯痛と肩のはり、頭痛がでたらどうしたら良い?まずは歯医者さんに行くのが安心

虫歯に苦しむ女性

歯痛と肩のはり、頭痛が同時にでたら普段の日常生活が困難になってしまいます。まずは痛み止めの服用や患部を冷やすなどの処置をすることをおすすめします。

虫歯治療後に痛みなどの症状がでた場合は入浴、運動、アルコールなどは控えましょう。そして、できるだけ早く歯医者に行くようにすることが大切です。

痛みの原因が歯にあるのかどうなのかを調べてもらうだけでも安心できます。歯に原因がなかった場合は症状に応じて耳鼻科や脳神経外科、頭痛外来などの受診をおすすめします。

痛み止めで一時的に症状が治まっても、原因が改善されていないことが多いため必ず受診しましょう。

虫歯と肩のはり、頭痛の関係まとめ

花束を持つ女性の横顔

虫歯と肩のはり、頭痛は深い関係があります。虫歯、歯痛と肩のはり、頭痛と肩のはりはどこが最初に痛くても引き起こされる可能性があります。

歯の土台である顎は肩や首の筋肉につながっています。そのため、姿勢の悪さから歯痛、頭痛、肩のはりが起こることも多いのです。また、噛み合わせが悪くても肩のはりや頭痛の原因となります。

痛みがある時は我慢せずに痛み止めを服用し早めに病院を受診することをおすすめします。

  • この記事を書いた人

鎌谷直也|柔道整復師

これまで整骨院に8年間所属し年間5000人以上の患者様への施術をとおして、たくさんの症状と向き合ってきました。整骨院での、複数店舗の院長や複数店舗の運営管理を経験した経験を生かし、一人一人にしっかり向き合い喜んでいただきたいと思い、東村山市にプライベートサロン「コツリバ」をオープンしました。 施術を通してお客様の一時的な痛みを直すだけでなく、根本的な改善を行い、 人生をよりよく楽しんだり、笑顔になっていただけることが何よりも喜びです。 今までどこへ行っても良くならなかった方、長く苦しんでいて諦めている方の力になりたいと思っています。ご縁に感謝いたします。 どうぞよろしくお願いいたします!!

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