ぎっくり腰になってしまったらできるだけ早期に治したいと誰もが思いますよね。
しかし、初期対応として「冷やすのが正解か?」「それとも温めるの?」と、疑問に感じている方も多いです。
そこで本記事ではぎっくり腰の初期対応について詳しく解説していきます。ぜひ、ご覧ください。
ぎっくり腰になったらまず冷やすのが正解
ぎっくり腰になったらとりあえず冷やすのが正解です。腰回りの筋肉が炎症を起こしている場合、冷やすことによって痛みを緩和させることが期待できます。
ぎっくり腰には様々な原因や要因があるので、それぞれ対処法が異なりますが「温める」よりも「冷やす」方が正しい対処になる可能性が高いです。
なぜなら「温めて悪化することはありえます」が「冷やしても悪化することはあまりない」からです。
一般的なぎっくり腰は急激な筋肉の緊張によって起こることが多いと言われていますが、その他にも筋肉が断裂してしまう場合や、背骨がずれたり炎症したりすることも。
背骨に炎症が起こっているのに温めてしまっては痛みや症状が悪化してしまう可能性もあるでしょう。
冷やすか・温めるかを考えた時、冷やしておけば悪化するリスクを負わなくて済むため、「とりあえず冷やす」という選択肢がおすすめです。
ぎっくり腰の2〜3日後から温めよう
先程記したように患部を冷やすのは急性期の状態。いわゆる発症した直後です。ただ、冷やすといってもいつまでも冷やせば良いかというとそんなことは有りません。
途中から温める行為に切り替えることによって、より早くぎっくり腰が良くなっていきますよ。
温めるのは急性期を過ぎた2~3日後がおすすめ。
炎症が治まってくる2~3日後は炎症した部分を流し、組織を再生させるために温めていきます。温める方法は様々ありますが、電子レンジでホットタオルを作ったり、患部も包み込むように腹巻をするのもいいでしょう。
入浴で温める場合は体の芯まで温まるように、ぬるめの温度で時間をかけて入ります。全身の血液循環が良くなるので筋肉も緩みやすいですよ。
ココに注意
入浴で気を付けるポイントは上がった後の体温維持です。
室温が低かったり、しっかりと拭けていなかったりすると急激に体温が奪われ患部を冷やしてしまうことも。その結果余計に痛くなってしまったなんてこともありますので気を付けましょう。
ぎっくり腰になったら安静にしなきゃいけない?
ぎっくり腰になると日常生活の動作も怖くなりますが、可能な限り普段と同じように動いていると回復が早くなります。
ひと昔前では、ぎっくり腰になったら絶対安静なんて言われていましたがその必要はありません。
普段通り動いていると患部の筋肉が活動するので、余計な緊張状態を作らず元の状態に戻りやすくなるのです。
また、ぎっくり腰は再発の多い症状ですが普段通り動くことで再発率を低くすることが期待もできます。
逆に安静にばかりしていると痛みが長引き、再発しやすくなるという負のループに陥るリスクが高まります。ぎっくり腰=安静が常識ではなくなったことを覚えておくと良いでしょう。
まとめ
ぎっくり腰になったらまずは冷やすことをおすすめします。
なぜなら、筋肉の炎症が起こっていた場合、積極的に温めてしまうと悪化する可能性があるからです。冷やすことで痛みが強くなったり、炎症が強まることはあまりないでしょう
しかし、2~3日が経って炎症が落ち着いてきたら回復を早めるために徐々に温めるケアに切り替えていきます。
また、ぎっくり腰になっても安静にせず普段通りの活動をできる範囲で続けると回復が早くなり再発リスクを低くすることができますよ。