姿勢矯正、股関節治療専門の整体院 コツリバ東村山本店の院長鎌谷です。
最近天気が不安定で体の不調を訴える方がとても多くなってきました!
昨日患者様からいただいた質問で気になることがあったのでブログを書いていきたいと思います。
なんで雨の日になると関節が痛むの?
関節の特徴
関節とは本来、骨同士が組み合わさって動きの出る部分のことを言います。関節は非常に動きの出る部分なので熱がこもりやすく、炎症が起こりやすいです。炎症を起こさないために関節には特徴があります。
・関節付近の皮膚にはシワができやすい。(表面積を増やすことにより熱の放散をするため。)
・関節の中には滑液と呼ばれる粘り気のある液体(ヒアルロン酸、タンパク質を含む)がある。
・一番負担のかかる膝には半月板というクッションがある。
よく整形外科ではヒアルロン酸を注射されている方も多いですね。この滑液は基本的に関節をしっかり動かすことにより関節を包んでいる膜から分泌されます。関節に痛みが出やすい方はこの関節自体がうまく動かせていない可能性があります。
天気が悪いとどうなるの?
あなたは天気が悪くなったり、季節の変わり目などに関節が痛い!といった経験はありませんか?
関節に痛みが出やすい時に共通して言えるのが『低気圧』だということです。
雨の日は気圧が下がり、体内でヒスタミンという物質が増えます。
ヒスタミンは体に様々な影響を与えますが、大きな物として「副交換神経への影響」と「血管の拡張」があります。
副交感神経へ影響がおこり、自律神経のバランスが乱れると気分が落ち込んだり、全身の倦怠感が発生し、痛みに敏感になります。
またヒスタミンが増えると関節が炎症を起こし、痛みを発生させます。
炎症といっても軽度の物なのですが、膝などの関節がすり減っている場合や、古傷等がある場合はそこが炎症してしまうため痛みが強くなります。
また、自律神経のバランスが崩れている所に更に痛みが加わるため、非常に不快感のある痛みになると言われています。
痛くならないためにどんなケアが必要?
血行をよくしよう!
ヒスタミンを痛みが発生する部位から押し出すために、血行を良くすることが重要です。血行を良くするためには運動をするのがいいのですが、雨の日に運動をするのはなかなか難しいですよね。
しかも倦怠感があるのでなおさら運動する気にはならないと思います。
そこでおすすめなのは、ゆっくりお風呂に浸かること!
これだけでもだいぶ血行はよくなり、痛みが少なくなります。痛みを感じる部位をゆっくりとお風呂でほぐすと更に効果があります。
また、お風呂上りにストレッチをすれば血行のめぐりが更によくなるのでおすすめです。
しっかり睡眠を取ろう!
どんな不調にも効果的ですが、やっぱりしっかり睡眠を取ることは重要です。
しっかり睡眠を取ることが出来れば自律神経のバランスが整い、天気痛を抑える事ができます。
また、寝る際はジメジメして不快ではありますが、できる限りエアコンは使わずに除湿をして睡眠環境を快適にするようにしましょう。
関節痛に効果のある成分
効果のある成分としては、ビタミンC・カルシウム・コラーゲンがあげられます。
ビタミンCは副腎皮質ホルモンの原料として使われるので、自律神経のバランスを整え、ストレスを減らす効果があります。
カルシウムは骨を強くするだけでなく、痛覚がある神経をなだめる効果があるため天気痛を和らげる事ができます。
そしてコラーゲンは軟骨の主成分であり、すり減った関節を補強することができるので、天気痛の痛みの大本を軽減することが出来ます。
これらの成分を上手に摂取していけば、関節痛を和らげる事ができるので意識して取り入れてみてください。
関節痛、姿勢のお悩みのある方はコツリバ!