「腰痛になったら湿布って貼ってもいいの?」「温かいのと冷たいのはどっちが良い?」
腰痛になった場合、上記のようなことが気になりますよね。できるなら早く痛みが和らいでほしい・・・そのためより効果的な方法を試したいところです。
先に答えを言ってしまうと、湿布は腰痛に対して有効です。しかし、湿布を貼ったからと言って治るわけではないので注意しましょう。
本記事では腰痛になった際の湿布の効果的な使用方法について解説していきます。
ぜひ、ご覧ください。
腰痛に湿布は効果的?治りはしないが、痛みを和らげる効果がある
冒頭で説明したように湿布は腰痛に対して有効です。湿布には痛みを和らげたり、血液循環を促進する成分が含まれているため、辛い症状を軽減できる可能性があります。
しかし、湿布には根本的に腰痛を治す作用はないため過度な期待は禁物です。薬剤成分が含まれているとはいえ、その作用は弱く、劇的な効果はありません。
湿布は腰痛が辛い時の対症療法の一つだと考えておきましょう。
腰痛になったら温かい湿布?冷たい湿布?効果的な湿布の使用方
湿布を貼る際には温かい湿布か冷たい湿布のどちらを貼れば良いか迷ってしまいますよね。結論から言うとどちらを貼っても効果に大きな差はありません。
温かい湿布と冷たい湿布の違いは以下のようなものです。
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- 温かい湿布:温かく感じる成分が配合
- 冷たい湿布:冷たく感じる成分が配合
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実は温かい湿布と冷たい湿布は配合されている成分によって、異なる温度の感覚を感じているだけ。例えば、冷たい湿布を貼ったとしても、氷を使用したときのように肌が冷えるわけではありません。
温かい湿布にも冷たい湿布にも同じように消炎鎮痛剤は含まれており、作用としての違いはほとんどないのです。
感覚的にどちらが気持ち良いかで使用する湿布を決めても良いでしょう。
*湿布に含まれている水分によって冷えることはあります
妊婦は湿布を使用しても良いの?妊娠後期は特に注意が必要
妊娠中の湿布の使用には注意が必要です。過去の事例で、妊娠後期に湿布を使用したところ、胎児の心臓に影響を与えてしまったことがあります。
湿布に含まれている成分は、肌を通過して血液に移動。血液に乗った薬剤成分は胎児にも到達してしまうのです。
しかし、全ての湿布がだめなわけではありません。
妊娠中に湿布を含む消炎鎮痛薬を使用したいと思ったら必ず主治医に確認することが大切です。場合によっては胎児に影響が少ない薬の種類を教えてくれるかもしれません。
効果的な湿布に貼り方は?
ここからは湿布の効果的な貼り方について解説していきます。湿布の効果をより出すためには以下の2つのポイントが大切です。
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- 湿布を貼った場所は日光にに当てない
- 剥がれづらいように貼り方を工夫
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ひとつずつ解説していきます。
湿布を貼った場所は日光にに当てない
湿布の副作用には日光過敏症というものがあります。日光過敏症とは太陽の光に対し敏感になってしまい肌に炎症などの症状がでてしまうことを言います。
そのため、湿布の貼ってある場所が日光に当たってしまうと、肌が炎症を起こしてしまうことも。
湿布の貼ってある部分は日光に当たらないように注意しましょう。
剥がれづらいように貼り方を工夫
仕事や家事をしていると湿布が剥がれてしまうという方も多いでしょう。そのような場合は、以下の画像のような切り方をすると剥がれにくいです。
また、これに加え角を丸くカットしてあげるとより効果的です。
腰痛に対する湿布の効果まとめ
湿布は腰痛に対し効果的です。しかし、痛みを少し和らげたりするだけで根本的な解決にはなりません。また、湿布を長期間使用すると肌が荒れてしまう可能性も。
そのため、湿布だけに頼ることはあまりおすすめできません。ストレッチなどのセルフケアや整体をうまく利用しながら腰痛の対策をしていきましょう。