「気をつけているのに、毎年花粉症の症状がひどくなる…」そんなお悩みはありませんか?
実は、花粉症はちょっとした工夫で症状を和らげることができるんですよ。今回は「花粉症を悪化させない為には?毎日の工夫で症状を和らげよう」について解説いたします。
花粉症が悪化する原因とは?
花粉症は、アレルギー反応によって鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどの症状が出るものですが、日常生活の中で悪化する要因がいくつかあります。
- 花粉の飛散量が多い時間帯に外出している
- 室内に花粉を持ち込んでしまっている
- 免疫力が低下している(食生活の乱れ・睡眠不足・ストレス)
「いつも通り過ごしているだけなのに、症状が悪化してしまう」という方は、日常の習慣を見直すだけでも変化が期待できますよ。
屋外での花粉対策 – 花粉をできるだけ避ける工夫
花粉を吸い込む量を減らすことで、症状の悪化を防ぐことができます。
いつもの外出時に、ちょっとした工夫をプラスして外出時の花粉の影響を抑えましょう。
マスク・メガネ・帽子を活用
花粉対策の基本は、花粉を「体内に入れない」「目に入れない」ことです。
マスクは花粉を約80%カットできるといわれています。また、メガネをかけることで、目に入る花粉の量を3分の1程度に抑えられると言われていますよ。
髪の毛にも花粉は付くため、外出時は帽子などで花粉を付かないようにするのもおすすめです。
服装選びで花粉の付着を防ぐ
花粉は、ウールやフリースなどの起毛素材に付きやすいため、外出時はポリエステルやナイロンなどのツルツルした素材の服を選ぶとよいでしょう。
また静電気は花粉の付着を招き、花粉症の症状を悪化させる可能性があります。
静電気防止スプレーや柔軟剤などを活用して、静電気の発生を抑えるのもポイントです。
外出後の花粉除去を習慣に
外から帰ったら、玄関先で服を軽く払うだけでも室内への持ち込みを減らせます。
帰宅後は洗顔やうがい・入浴をするのも効果的ですよ。しっかりと花粉を払い、体の中への侵入を防ぎましょう。
室内での花粉対策 – 家の中を快適に保つポイント
外で浴びた花粉を家の中に持ち込んでしまうと、花粉症が長引く原因になります。室内の花粉を減らすポイントを押さえましょう。
空気清浄機を適切に使う
空気清浄機は、玄関近くや寝室に設置すると効果的です。こまめにフィルターを掃除し、常に最適な状態で使いましょう。
洗濯物は部屋干しor乾燥機を活用
外に干した洗濯物には花粉がたくさん付着します。室内干しや乾燥機・除湿器などを活用し、外干しする場合は取り込む前に叩くなどの工夫をしましょう。
掃除はこまめに、床掃除は「拭き掃除」がおすすめ
花粉は床に落ちるため、掃除機よりも「拭き掃除」が有効です。水拭きすることで花粉をしっかり取り除けます。
フロアワイパーを使って拭き掃除をすると、隙間時間で簡単に済ませることができますよ。
食事・生活習慣の改善 – 体の内側から花粉症対策
花粉症の症状を和らげるためには、免疫バランスを整えることが大切です。食事や生活習慣を見直して、体の内側から対策をしましょう。
腸内環境を整える食べ物を取り入れる
花粉症は「免疫の過剰反応」によるもの。腸は免疫機能と深く関係しており、腸内環境を整えることでアレルギー症状の軽減が期待できます。
- ヨーグルト(乳酸菌)
- 納豆・味噌(発酵食品)
- 食物繊維が豊富な野菜(ごぼう、れんこん)
毎日の食生活へ取り入れることで免疫力が高まり、花粉シーズンも過ごしやすくなるでしょう。
また、整体やマッサージでリンパや血流を促し、体内の巡りを良くすることも有効です。
抗炎症作用のある食品を積極的に摂る
炎症を抑える働きのある食品を意識して摂ることで、花粉症の症状が軽減されることがあります。
- 青魚(DHA・EPAが豊富)
- 甜茶(抗アレルギー作用)
- シソ(抗炎症作用)
花粉の季節だけ摂取するのではなく、日常的に取り入れることで花粉症の軽減が期待できます。どれも摂取しやすい食品ですので、積極的に取り入れてくださいね。
質の良い睡眠で免疫力アップ
睡眠不足が続くと免疫機能が低下し、アレルギー反応が過剰になりやすくなります。
寝る前のスマホやカフェインを控え、質の良い睡眠を確保しましょう。
ストレスを溜めないことも重要
ストレスが多いと、自律神経のバランスが乱れ、アレルギー症状が悪化しやすくなります。適度にリラックスする時間を作ることも、花粉症対策のひとつです。
まとめ
花粉症の症状を悪化させないためには、日常のちょっとした工夫が大切です。最後に、今日からできる対策をチェックリストにまとめました。
- 外出時はマスク・メガネ・帽子を着用
- 花粉が付きにくい服を選ぶ
- 帰宅後は衣服の花粉を払い、洗顔・うがい
- 室内では空気清浄機を活用
- 洗濯物は部屋干しor乾燥
- 掃除は拭き掃除を中心に
- 免疫力を高める食事を意識
- 質の良い睡眠を確保
- ストレスを溜めないように
花粉症シーズンを少しでも快適に過ごすために、できることから取り入れてみましょう!