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肩こり・頭痛・眠りの浅さ、その関係を紐解く理由とは?

朝起きてから続く肩こりや頭痛に悩まされていませんか?もしかすると、その原因は眠りの浅さにあるかもしれません。

多くの人は疲れやストレスのせいだと考えがちですが、実は睡眠の質が不十分だと、体は十分に回復できず慢性的な不調を引き起こしてしまうのです。

今回は「肩こり・頭痛・眠りの浅さ、その関係を紐解く理由とは?」について解説いたします。

肩こりや頭痛の意外な原因は眠りの質の低下

肩こりや頭痛は日常的に感じる不調の代表格ですが、その根本原因を探ると「眠りの質」が大きなカギとなっています。

睡眠は体の疲労を回復し、筋肉の緊張を解く重要な時間。

ところが、眠りが浅かったり断続的だったりすると、筋肉は休まらず疲労が蓄積し、朝起きた時から肩こりや頭痛が強く現れやすくなります。だからこそ、不調が続くなら「睡眠の質」を見直すことが必要です。

肩こり・頭痛が起こる仕組みとその関係性

現代社会では「スマホやパソコンの長時間使用による姿勢の悪さ」が、肩や首の筋肉の硬直を招く原因の代表格です。

この筋肉の緊張が血行不良を生み、疲労物質が蓄積されて肩こりが発生。さらに筋肉の緊張は周囲の神経を刺激し、頭痛を誘発することもあります。

これらは本来、睡眠中の深い休息で回復すべきですが、眠りが浅いと筋肉のこわばりが解消されず症状が慢性化してしまうのです。

睡眠の質が悪いと体はどうなる?

人間の睡眠は「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」のサイクルで成り立っています。特にノンレム睡眠の深い段階は、筋肉や神経の修復が最も活発に行われる時間帯。

この深い眠りが不十分だと、体は疲労回復ができず筋肉の硬直や炎症が残りやすくなります。

その結果、肩こりや頭痛が朝から感じられ、日中のパフォーマンス低下や集中力不足にも繋がります。「良質な睡眠は健康の基盤」なのです。

自律神経の乱れと眠りの浅さの深い関係

ストレスや不規則な生活習慣は、自律神経のバランスを崩して体を常に緊張状態にさせます。

自律神経には交感神経(活動時に優位)と副交感神経(リラックス時に優位)があり、睡眠には副交感神経の働きが欠かせません。しかし、自律神経が乱れると交感神経が優位になりがちで、寝つきが悪くなり眠りが浅くなります。

こうした状態が続くと肩や首の筋肉もほぐれず、頭痛が悪化する悪循環に陥ってしまうのです。

悪循環から抜け出すには「眠りの質改善」が鍵

「肩こり・頭痛・眠りの浅さ」は、それぞれ単独の問題に見えても、実は密接に関係しています。

この3つが絡み合い悪循環になると、慢性症状へと進みやすいのです。

だからこそ、まずは眠りの質を高めることが重要。睡眠の質が改善されると、筋肉の回復が進み血行も良くなり、肩こりや頭痛の症状も自然に和らぎます。

体と心のリセットを意識しましょう。

実践したい!寝る前の肩こりケアと睡眠環境づくり

寝る前に首や肩のストレッチや軽いマッサージ、温かいタオルや入浴で血流を促すケアを行うことは、筋肉の緊張を緩めるのに効果的です。

また、寝室の環境も睡眠の質に大きく影響しますよ。照明は暖色系で、音は静かに保ち、室温は適温(約18〜22度)が理想的。

スマホやパソコンの使用は寝る1時間前には控え、ブルーライトを避けることもスムーズな入眠に繋がります。

生活習慣の見直しで肩こり・頭痛を和らげる

食事面では、筋肉の緊張をほぐすマグネシウムや神経伝達を助けるビタミンB群、抗炎症効果が期待できるオメガ3脂肪酸などを積極的に摂ると良いでしょう。

また、カフェインやアルコールの摂取は夜遅くに行わないよう注意が必要です。

規則正しい生活リズムを作ることも体の回復力を高め、肩こりや頭痛の軽減に役立ちますよ。日々の習慣の積み重ねが大切です。

まとめ

肩こりや頭痛は身体からの重要なサイン。

眠りの浅さがこれらの不調を悪化させていることを理解し、睡眠の質を上げることが改善への近道となります。寝る前のケアや睡眠環境の工夫、バランスの良い食事と規則正しい生活を心がけることで、体は確実に回復力を取り戻します。まずは自分の眠りにしっかり向き合い、健やかな朝を迎えましょう。

この記事を書いた人

【院長】鎌谷直也|柔道整復師

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