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水分不足と不眠は繋がってる?知らないと損する快眠のための水分補給術

「最近寝つきが悪い」「夜中に何度も目が覚める」そんな悩みを抱えていませんか?

その不眠、もしかすると水分不足が不眠の原因になっている可能性があるんです。

今回は「水分不足と不眠は繋がってる?知らないと損する快眠のための水分補給術」について解説いたします。

水分不足が体に与える影響

私たちの体の約60%は水分で構成されており、適切な水分補給は健康維持に欠かせません。また、体内の水分が不足してしまうと、さまざまな不調を引き起こしてしまいます。

そんな不調のなかでも、水分不足は「寝つきの悪さや睡眠の質の低下」にも関係していることをご存じでしょうか。

水分不足による代表的な不調症状として、倦怠感、頭痛、集中力の低下、血流の悪化などが挙げられます。

実はこれらは日中の活動だけでなく、夜の睡眠にも悪影響を及ぼしてしまうのです。

水分不足と不眠の科学的な関連性

「水分不足と不眠は関係あるの?」と思うかもしれませんが、実は深い関係があります。

水分が不足すると、交感神経の過剰な活性化や血流の悪化が起こり、睡眠の質が低下することがわかっています。

では、具体的にどのような影響があるのか詳しく見ていきましょう。

水分不足が交感神経を刺激し、寝つきを悪くする

水分が不足すると体はストレスを感じ、交感神経が優位になります。

交感神経が活発になるとリラックスできず、寝つきが悪くなる原因になります。

血液がドロドロになり、体温調整が乱れる

水分不足が進むと血液の粘度が上がり、体内の循環が悪くなります。

これにより、深部体温の調整がうまくいかず、寝つきが悪くなることがあります。

特に、睡眠前には体温が下がることで入眠しやすくなりますが、水分不足ではその調整機能が働きにくくなってしまうのです。

トイレが近くなり、睡眠が中断される

意外かもしれませんが、水分不足が原因で夜間にトイレに行く回数が増えることがあります。

脱水状態になると抗利尿ホルモンのバランスが崩れ、体が水分を保持しにくくなるため、夜間の頻尿につながります。

脳の水分不足が深い眠りを妨げる

脳は多くの水分を必要とする器官の一つです。

水分不足によって脳の働きが低下すると、質の良い深い眠りが妨げられ、浅い眠りが続いてしまいます。

良質な睡眠のために適切な水分補給をする方法

「水分補給が大切なのはわかるけれど、具体的にどのように摂取すればいいの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

ここからは、睡眠の質を向上させるための水分補給の方法について詳しく解説します。

就寝前の水分補給はどれくらいがベスト?

寝る直前に大量の水を飲むと、夜中にトイレへ行く回数が増えてしまいます。

適量はコップ半分(100~150ml)程度が目安です。

寝る前に避けるべき飲み物とおすすめの飲み物

カフェインを含むコーヒーや緑茶、アルコールは利尿作用が強いため、寝る前の摂取は避けましょう。

代わりに、白湯やノンカフェインのハーブティーなどがおすすめですよ。

日中に水分を取るべきタイミングとは?

こまめな水分補給が大切ですが、特に意識すべきタイミングがあります。

  • 朝起きたとき
  • 食事の前後
  • 運動後
  • お風呂上がり

上記のような、水分が失われやすいタイミングで意識的に摂取するとよいでしょう。

「水だけでいい?」ミネラル補給の重要性

水分補給は水だけでなく、ナトリウムやカリウムといったミネラルも重要です。

ミネラルバランスを整えるために、スポーツドリンクのような電解質を含む飲み物や、ミネラルが豊富な麦茶などを適度に摂取すると良いでしょう。

甘いジュースや飲み物ばかり飲むのは、適切な水分補給ではありません。糖分の摂り過ぎにも繋がるので控えめにしてくださいね。

こんな症状が出たら水分不足のサイン!

「自分が水分不足かどうか分からない…」そんな方は、体のサインに注目してみましょう。

実は、ちょっとした不調が水分不足のサインであることも少なくありません。

口が乾く・肌がカサカサ…それ、水分不足かも?

日常的に口が渇いたり、肌の乾燥が気になる場合、水分不足のサインかもしれません。

特に就寝中に喉が渇いて目が覚めることが多い場合は、寝る前の水分補給を見直しましょう。

夜中に足がつるのは危険信号!

足がつるのはミネラル不足が関係していることが多く、水分と一緒に適度なミネラル補給を心がけることが大切です。

寝汗をかきやすい人は水分補給を見直そう

寝汗をかくことで体から水分が失われ、翌朝の脱水につながることがあります。

寝る前の水分補給を意識し、朝起きたらコップ一杯の水を飲む習慣をつけましょう。

まとめ

水分不足が不眠を引き起こす理由は、交感神経の活性化、血液の粘度上昇、ホルモンバランスの乱れ、脳の機能低下などが関係していることが分かります。

良質な睡眠を得るためには、日中からこまめな水分補給を心がけ、寝る前には適量の水を飲む習慣をつけることが大切です。

今日から意識して、ぐっすり眠れる毎日を手に入れましょう。

この記事を書いた人

【院長】鎌谷直也|柔道整復師

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