関節痛

手首がズキズキ…もしかして腱鞘炎?気になる原因や対策をわかりやすく紹介!

「最近、手首が痛い…」「指がスムーズに動かない気がする」そんな違和感、放っていませんか?それは腱鞘炎(けんしょうえん)かもしれません。

スマホやパソコン、家事、スポーツなどで手を酷使すると、腱(けん)や腱鞘(けんしょう)が炎症を起こし、痛みや動かしにくさが現れます。

今回は「手首がズキズキ…もしかして腱鞘炎?気になる原因や対策をわかりやすく紹介!」について解説します。気になる症状がある方は、早めにチェックしてみてください!

腱鞘炎とは?|手や指の痛み、原因はこれかも?

腱鞘炎は、腱(けん)と腱鞘(けんしょう)の炎症によって起こります。腱は筋肉と骨をつなぎ、腱鞘はその腱を包み込むトンネルのようなもの。

腱鞘炎が起こりやすい部位は以下の通りです。

  • 親指の付け根(ド・ケルバン病) … スマホや育児で負担がかかりやすい
  • 指の付け根(ばね指) … キーボード作業やスポーツが影響しやすい
  • 手首・肘 … 長時間のマウス操作や楽器演奏が原因になることも

手の使いすぎで摩擦が増えると、炎症を起こしやすくなってしまいます。

腱鞘炎の原因|どうして痛くなるの?

腱鞘炎を引き起こす主な原因を紹介します。

当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

1. スマホ・パソコンの長時間使用

片手でスマホを操作する、長時間のタイピングやマウス操作を続けるなどの習慣が、手首や指に負担をかけます。

特にながらスマホは、姿勢も悪く手首や指に負担を掛けがちですよ。

2. 家事・育児での手の酷使

料理、掃除、洗濯などの日常動作も手に負担を与えます。

特に赤ちゃんの抱っこや授乳は、抱きやすさなどいつもの癖で同じ方向の手首に負担を掛けやすいため、腱鞘炎の原因になりやすい傾向にあります。

3. 仕事や趣味による影響

  • 美容師・調理師・保育士 … ハサミや包丁を頻繁に使う
  • ライター・エンジニア … キーボード作業が多い
  • スポーツ選手・楽器演奏者 … 繰り返しの動作が腱を酷使する

他にはハンドメイドなど、利き手を酷使する趣味も腱鞘炎になりやすいでしょう。

4. ホルモンバランスの変化

妊娠・出産期、更年期の女性はホルモンの影響で腱や関節が緩みやすく、腱鞘炎になりやすい傾向があります。

さらに育児の負担も相まって腱鞘炎になる女性が多く見られます。

これって腱鞘炎?セルフチェックしてみよう!

次のような症状がある場合、腱鞘炎の可能性があります。

  • 手首や親指がズキズキ痛む
  • 指を曲げると「カクン」と引っかかる感じがする
  • 親指や手首が腫れて強張る
  • 物をつかむときに痛みを感じる

手首や指に違和感を感じたら、まずはセルフチェックをしてみましょう。

1. フィンケルシュタインテスト(親指の腱鞘炎チェック)

親指を他の指で包み、こぶしを作る。そのまま手首を小指側にゆっくり倒し、痛みが出る場合はド・ケルバン病の可能性あります。

2. ばね指チェック(指の引っかかりチェック)

指を曲げたあと、ゆっくり伸ばしてみる。「カクン」と引っかかる場合はばね指の可能性あります。

どちらかで痛みを感じたら、無理をせずまずは安静にしましょう。

腱鞘炎の治し方|今すぐできる対策と病院での治療

「手を休めたいけど、家事や仕事があるから難しい…」そんな方も多いのではないでしょうか? でも、放置すると痛みが悪化することも。

ここでは、手軽にできるセルフケアから病院での治療方法まで、今すぐ試せる対策をご紹介します!

まずは手を休める!無理せず安静に

「ちょっと痛いけど…」と無理して使い続けるのはNG。痛みを感じたら、なるべく手を休めて炎症を悪化させないことが大切です。

痛みに応じたセルフケア|冷やす?温める?

  • ズキズキ痛む場合(炎症が強い)冷やす(氷や冷却シートで15分程度)
  • 慢性的な痛みが続く場合温める(ホットタオルやお風呂で血行促進)

やりすぎは逆効果なので、適度に行いましょう!

手軽にできるストレッチ&マッサージ

  • 手首をゆっくり回す → 左右に回してこわばりをほぐす
  • 指を軽く伸ばす → 1本ずつ優しくストレッチ
  • 親指の付け根をマッサージ → くるくると軽く押す

痛みが強いときは無理せず、優しく行いましょう。

腱鞘炎を防ぐには?今からできる予防法

腱鞘炎を繰り返さないためには、日頃のケアが重要です。

  • スマホやパソコンの使用はこまめに休憩を取る
  • 手首に負担をかけない正しい姿勢を意識する
  • サポーターやマウスパッドなどの予防グッズを活用
  • ストレッチや軽い運動で手指をケア

特にスマホやPCをよく使う方は、意識して負担を軽減しましょう!

まとめ

腱鞘炎は放置すると悪化し、日常生活に支障をきたすこともあります。

違和感を感じたら早めにケアし、無理せず安静にすることが大切。痛みが続く場合は医療機関を受診しましょう。

毎日使う手や指を大切にし、快適に過ごせるよう心がけてくださいね!

この記事を書いた人

【院長】鎌谷直也|柔道整復師

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