仕事に家事、そして育児。 目まぐるしく過ぎていく毎日の中で、腰の重だるさや痛みがいつの間にか当たり前になってはいませんか。 痛みが強くなると、とりあえず引き出しから湿布を出してペタッと貼る。
そんな風になんとかやり過ごしている方も多いかもしれませんね。
でも、実はその痛みが3ヶ月以上続いているなら、湿布や飲み薬よりもずっと頼りになる相棒がいるんです。
それが運動です。
意外に思われるかもしれませんが、最新の研究では、長引く腰痛を根本から変えてくれるのは、薬よりも体を動かすことだと言い切られているんですよ。
今日は、なぜ忙しいあなたにこそ運動が必要なのか、その理由を丁寧にお話ししますね。
湿布や薬の役割には、実は限りがあります
まず、3ヶ月以上も痛みが続いている状態を、私たちは慢性腰痛と呼んでいます。
この長引く痛みに対して、湿布はひんやりして気持ちが良いものですが、 実は腰痛を根本から治してくれるという十分な証拠はまだ見つかっていないんです。
痛み止めの飲み薬も、どうしても辛いときには助けになりますが、ずっと頼り続けるのは少し心配です。
お薬の種類によっては、長く使い続けることで体に負担がかかったり、慣れてしまって手放せなくなったりするリスクもあるからです。
薬はあくまで、痛みを一時的に和らげるためのサポート役だと考えておきましょう。

なぜ、運動が最強の薬になるのでしょうか
驚くべきことに、世界中の専門家たちが慢性的な腰痛に対して最も強くすすめているのが、運動療法という方法です。
運動療法とは、無理のない範囲でストレッチや筋トレ、ウォーキングなどを続けていくこと。
これがどうしてそんなに効果的なのか、そこには大きな3つの理由があります。
まず一つ目は、単純に筋肉がほぐれて、腰を支える力が強くなることです。
運動をすると腰周りの筋肉が柔らかくなり、腰の骨にかかる負担を直接減らしてくれます。
二つ目は、脳にある痛みのブレーキを鍛えられることです。
前にも少しお話ししましたが、痛みが長く続くと、脳の中で痛みを和らげる物質であるドパミンが出にくくなってしまいます。
運動には、この脳のシステムを呼び起こして、痛みを感じにくい体質に変えてくれる素晴らしい力があるんです。
そして三つ目は、何より生活の満足度が上がることです。
実際に、お薬を飲んでいるだけの人よりも、運動を続けている人の方が、日々の生活が充実していると感じているという調査結果も出ているんですよ。



忙しい毎日でもできる、心地よい動き
「運動なんてする時間、どこにもないわ!」と、画面の前で首を振っている方も安心してください。
特別なトレーニングを何時間もする必要はありません。
あなたが続けやすいと思える、ちょっとした動きで十分なんです。
たとえば、1日の中で数分だけ、テレビを見ながらでもできる簡単なストレッチや筋トレを取り入れてみてください。
また、15分くらいのちょっとしたお散歩も立派な運動です。
歩くことで脳の血流が良くなり、気分がすっきりして、自然と薬に頼る回数が減っていくこともあります。
一番大切なのは、痛いからといってじっと動かずにいるのではなく、無理のない範囲でいつも通りの生活を続けることです。
実は、その「普通に動くこと」自体が、腰痛の回復を早め、再発を防ぐためのとても大事なポイントになるのですよ。



心のゆとりが、腰を軽くしてくれます
毎日を頑張る女性の皆さんにぜひ知っておいてほしいのが、心の状態も腰の痛みと深く関わっているということです。 職場で誰かに助けてもらえているという安心感や、自分の仕事が役に立っているという働きがいを感じていると、不思議と腰の痛みは軽くなります。
反対に、ストレスが多いと脳が痛みに敏感になってしまいます。
運動には、そんなストレスを発散させてくれる効果もあります。
一人で全部抱え込まず、家族や周りの人に甘える時間も作りながら、少しずつ体を動かす習慣を持ってみてくださいね。
それが、腰痛に振り回されない自分を取り戻すための、一番の近道になるはずです。
もし、足に激しいしびれがあったり、力が入らなかったりといった、いつもと違う危険なサインを感じたときは、
まずは専門の先生に相談してください。
でも、そうでなければ、あなたの腰を救うのは、引き出しの中の湿布ではなく、あなた自身が楽しく動くことかもしれません。
















